【仏教行事】令和7年 正光寺祈念会

 祈念会はいわゆる御祈願をする仏教行事です。正光寺で祈願をする祈念会とは何でしょうか。それは内観をして念仏を称えることです。

 元も子もない話ですが、「祈願をする=願いが叶う」とはなりません。なぜなら、人間は不完全(凡夫)であり、思い通りにいかないのが世の中だからです。

 だからこそ、「願いをかなえるために内観をする」のです。仏さまや故人さまと向き合い、呼吸を整え、心を静めて、大切な事や本質的な事に考えを巡らすことによって、少しでも思考が安定するようにします。それを続けることによって自分が望む状態へと近づける可能性が格段に高まるのです。不測の事態や窮地に立たされても、内観を心掛ければ、適切に対処できる可能性が高まります。

 そしてさらに大切なことは絶対に願いは叶うと確信を持つことです。確信を持つことで願いが叶った状態をイメージしやすくなります。

 だから私は「正光寺の祈念会に参加すれば絶対に願いが叶う」と断言するのです。

 そして、最も大切なことは念仏を称えることです。一連の事は、「一生懸命生きる」という生き方の中にある一コマです。そのひとつひとつは他と比較して善し悪しを論じるものではありません。どんな形であれ、それぞれの「一生懸命の生」を生きて死ぬだけです。そして最期は極楽浄土に往くだけです。極楽浄土に往くための切符は念仏を称えることです。だから念仏を称えるのです。

 祈念会を始める前に皆でお茶を頂戴しました。使用した茶葉は、お檀家さんから布施として提供してもらったものです。ただただ、頂いたお茶を有難く感謝をして頂戴しました。お茶を布施として出された方も、皆に飲んでもらえたことに感謝をしていることでしょう。

 この活動に対して他の人がどのような評価をしようとも、全く関係ありません。どこまでも、参加した方々が自分自身と向き合う内観活動の一環だからです。

 儀式の後は、彼岸花の球根を皆で植えました。植物と向き合い、「生」と向き合い、自身と向き合い、思考の安定を試みました。儀式のときは念仏を称えましたが、球根を植えた後に念仏を称え損ねてしまいました。次回は共に称えしましょう。

また、動画を添付いたしますので是非ご覧ください。
YouTube:(1) 令和7年 正光寺 祈念会 – YouTube
     (2) 令和7年度 正光寺 祈念会 – YouTube

Instagram:【公式】正光寺(@shokoji_official) • Instagram写真と動画
      【公式】正光寺(@shokoji_official) • Instagram写真と動画

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次