あるとき、お釈迦様の弟子のひとりである阿難は、「すべての餓鬼に食事の供養をすることができなければ、三日後に餓鬼道に堕ちるだろう」と突然現れた餓鬼に脅されてしまいます。阿難がお釈迦様に助けを求めると、お釈迦様は阿難に施餓鬼供養法を授けました。阿難は施餓鬼供養法を修したことによって、餓鬼を苦会から救うとともに自身も長寿を得ることができたのです。
この物語で私たちが注目しなければならないことは、「感謝」という事に他ありません。
最愛の子のためなら罪を犯すことさえ辞さない母(保護者)の想い。困り果てている自分を導いてくれる釈尊の慈悲。
そういった人たちのおかげで生きていくことができていることを再認識することが大切です。
現代においては、周囲を見渡せば当たり前のようにあるインフラの数々。多くの人たちの努力の結晶によって私たちはこれほど快適な毎日を過ごすことができていることを当然としていることのなんと浅ましい事か。
当たり前のようにあるあらゆることに感謝をし、少しでも恩返しができるように自分も一生懸命に生きるのです。餓鬼に施すというのは、まさに自身が一生懸命生きることの象徴に他なりません。
そ施餓鬼会を通じて自身を内観(内省)し、「感謝」ということの大切さを改めて再確認することでこれからの人生の質を高める、つまり幸せな人生を歩んでいくのです。
正光寺の施餓鬼会では餓鬼に供養し、健康で長生きができるように祈りを捧げます。そして、最期には必ず極楽浄土へお迎え頂けるよう念仏をお称えしています。
以下のフォームよりお申し込みください。
・卒塔婆 大:12,000円 / 小:5,000円
お布施の振込先
りそな銀行 王子支店 普通 1960454
口座名義【宗教法人正光寺 代表役員 髙橋寿光】
(シュウキョウホウジンショウコウジ ダイヒョウヤクイン タカハシジュコウ)