埋葬施設のご案内

埋葬施設の必要性

なぜ、お墓を建立するのでしょうか。それは、残された人たちに対して守り本尊としての役目を果たすためです。

お墓には縁ある人がお参りにやってきます。「自分は天涯孤独だったからお参りに来る人なんていないよ」という人に限って、たくさんの人があとからお参りに来たりします。それは、自分が気付かないうちに人の役に立っていて、そういった人たちが自分の事を想ってお参りにくるのです。

お墓にお参りに来るかどうかは残された人達次第です。しかし、亡くなった自分自身はそういった人たちのためにお参りする環境を整えておく責務があります。

なぜ縁ある人たちは故人のお墓へお参りにくるのでしょうか。それは故人様と向き合う事を通じて自身を内観(内省)するためにやってくるのです。

ですから、縁ある人が皆極楽浄土にやってきたら、守り本尊としての役目は終わるのです。役目を果たしたとき、お墓はただの「石ころ」になります。「石ころ」と思って必要以上に執着してはならないのです。

以上は自分自身のためにお墓を建立し、そこに埋葬されることを前提としてお話をしました。あとはお墓との立ち位置の違いで理解されればよろしいかと思います。

守り本尊として自身の残り香をとどめておくというのは、残された人たちに内省するための環境を残しておくということなのです。

納骨堂

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