感謝と笑顔で広がる世界~正光寺保育園杉本園長 講演レポート~

2月8日(土)

荒川区立尾久宮小学校(6年1・2組、計64名対象、45分授業×2クラス)

今回、正光寺保育園吉田町園の杉本園長は、荒川区立尾久宮小学校で、「国の様子や文化など日本との違いについての話を聞くことで、海外の国々に興味を持ち、ボランティア活動への興味関心を育む」というテーマのもと、講演を行いました。また、発展途上国の現状を学び、私たちにできることを考える貴重な機会とも位置付けられ、学校側からは「感謝!今ある当たり前に感謝をしよう」というメッセージが伝えられていました。

《異文化と日本の「当たり前」を見つめ直す》

講演では、杉本園長が現地での経験談を交えながら、世界各国の文化や生活習慣の違いについて熱く語られました。さらに、同じ学校でソーラン節を踊る動画を鑑賞したり、日本の国家や「チューリップ」(パフォーマンスの一環)を披露する子どもたちの姿を目の当たりにした際、児童たちからは「おおー!!かっこいい」「踊り上手い!」「アフリカも日本も変わらないんだ」という感嘆の声があがりました。国や文化の違いはあれど、どこの国の子どもたちも元気で、素直で、かわいらしいという共通点に、自然と笑顔がこぼれた瞬間でした。

《海外体験が教えてくれる「当たり前」の価値》

杉本園長は、海外での生活体験を通して、日本では何気なく享受している「当たり前」の存在が、実はとても大切で貴重なものであると語りました。海外では、ご飯や電気、水道といった生活必需品が非常に高価だったり、手に入りにくかったりする現実に触れた経験から、「日本にいるときには気づかない小さな恵みに改めて感謝する気持ち」が芽生えると述べられました。皆さんも、普段の生活の中で、ご飯があること、電気があること、水道の水が綺麗に出ることなど、当たり前だと思っている事柄を再確認してみてください。そうすることで、日常がより大切に、温かい心で満たされるはずです。

《「和顔愛語の保育」が育む温かな学び》

正光寺保育園が大切にしている「和顔愛語の保育」は、温かな笑顔と優しい言葉で互いを思いやり、子どもたちの心と主体性を育むことを目的としています。今回の講演内容は、異文化を認め合い、違いを楽しむという考え方と深く結びついています。杉本園長のお話を通して、子どもたちは異なる国の文化だけでなく、自国の「当たり前」の素晴らしさにも気づくことができました。「和顔愛語の保育」精神のもと、子どもたちは安心して自分の可能性を広げ、毎日の学びと成長に繋げていくのです。

《未来への感謝と希望》

今回の講演は、世界の多様性と共に、私たちが普段見過ごしがちな「当たり前」の価値に目を向ける大切な機会となりました。「和顔愛語の保育」に基づく杉本園長の熱意あるお話は、児童たちに笑顔と感謝の心をもたらし、未来へ向けた希望と成長の種を蒔くものとなったことでしょう。

皆さんも、日々の生活の中にある小さな恵みに気づき、心温まる笑顔と言葉で、未来を創り出していきませんか?

 

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