正光寺 御忌会(令和7年)

 正光寺のすべての行事は、仏さまや先人たちと向き合って自身を内省し、これからの人生を穏やかに生きていくために行われます。そうやって内省したことを踏まえて毎日を一生懸命に生き、最期は極楽浄土にお迎えいただけるように念仏を称えます。この一連の流れに則ってすべての行事をお勤めしています。

 当日は快晴でしたが、いささか風が強く吹いていました。そのせいで寒さがより一層身に染みてきます。お参りにやってくる方々は肩をすぼめていました。家を出てくるのもきっと躊躇したことでしょう。それでも意を決してお参りにやってきたことは、結果として活力ある一日を過ごすための第一歩となったはずです。    

 一事が万事、私たちには一歩を踏み出すことがとても大切です。それが一生懸命に生き続ける原動力になるからです。明日を切り開く力になるからです。

 心静かに、そして最後は共々に念仏を称えました。

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