川崎部長新体制
今年度初の園長会が5月15日に開催されました。
川崎新体制ということで早速意気込みを聞いてみたところ、「私ができることは何もなく、みんなが主役なみんなでつくる会にしたいと思うので、何卒よろしくお願いいたします。」とのこと。謙虚な言葉の裏に強い決意がビシビシと伝わってきます。会議中も「みんなが作り上げていく組織」ということを強調されていました。
リーダーには大きく分けて2通りのタイプがあると言われています。ひとつはリーダーシップ型、もう一つはフォローシップ型です。どちらも大切な要素ですが、リーダーによってその比重が違うのです。
リーダーシップ型はその名の通り、先頭に立ってメンバーをぐいぐい引っ張っていくタイプで、頼りがいがあるのが特徴です。一方でフォローシップ型のリーダーの特徴は、自分が「できないこと、知らないこと」さえも武器として、メンバーをまとめていくことができる点です。
川崎部長はどうやらフォローシップ型の様子。会議中は園長先生方の意見をどんどん引き出して実り多い時間となりました。
●園長会スローガン
園長先生が続々と会議場に集まってくると、はじめに行われたのはくじ引きでした。なんと、席次はくじ引きだそう。代表も漏れなくくじ引きです。隣に座る人が毎回違うで楽しそうです。
さらにはアイスブレイクとして毎回テーマを決めてひとりひとり話をする時間を作るそうです。やっぱりコミュニケーションは大事ですもんね。
正光寺全体のスローガン《挑戦と共有》を踏まえ、園長会の目標はふたつ。「チーム力向上」「保育の質向上」
●マネジメントということ
その第一回目の試みとして、今回はマネジメントについて各園長先生が考えていることを発表しました。項目は7項目です。
1、マネジメントと業務とは何をすることだと思いますか?
2、マネジメントをする上で、大切にしていることは何ですか?
3、働きやすい環境とは、どんな環境だと思いますか?
4、働きやすい職員同士の関係とは、どんな関係だと思いますか?
5、マネジメントをする上で課題に感じえていることや悩みはありますか?
6、うまくいったマネジメントのエピソード
7、うまくいかなかったマネジメントのエピソード
体調のとこ、精神面のこと、コミュニケーションのこと、感情面のことなど、どうすれば職員さんがより良い環境で働いてもらえるか一生懸命に考えているのが伝わってきます。
割合として「うまくいったマネジメントのエピソード」よりも「うまくいかなかったマネジメントのエピソード」の方が多くなるのは、理想と現実の狭間で苦悩しながらも、妥協することなく試行錯誤し続けている証であると思います。
私たち人間はひとりとして完璧な者はいません。完璧でない人間が完璧でない人間をマネジメントしなければならい苦労は計り知れません。上下関係、横の関係を超えて、相手を慮り、お互いに助け合い、支え合うという気持ちを忘れたくないものです。
改めて園長先生方への日ごろの感謝の気持ちをかみしめる時間となりました。
●鈴木部長によるマネジメントの基礎について
3月から着任している総務部の鈴木部長からマネジメントに関して原点に立ち返りお話を頂きました。
労働者と経営者の両方の立場に立たなければならないという厳しい面を踏まえつつも、最も重要な事として《人間関係の熟成》を力説されていました。もはや仕事を超えた普遍的な課題といっても過言ではありません。誰だって楽しく仕事をしたい。悪い雰囲気は嫌です。みんな仲良くしたいのです。人間関係が良くなれば生産性は上がります。
会議前に鈴木部長にお話を伺うと「僕が話すことは基本的なことですから」と謙遜されていました。しかし、その基本的なことが如何に難しいかを長年の経験で痛いほどご存じだからこその一言なのだろうと強く感じさせられました。
基本的な事というのは残酷なもので、聞けばそんなことかと聞き流してしまうのにもかかわらず、それを実践することがとてつもなく難しいのです。
決してあきらめることなく、良い雰囲気で仲良く仕事をし続けられるように協力していきたいと強く感じさせられました。