十夜会のご案内(令和5年)

10月の写経会を開催しましたので、報告いたします。

正光寺では毎月、写経会を行っておりますが、今回は「なぜ、写経を続けるのか」というお話を住職からさせていただきました。

写経会では、お念仏をお称えすると共に般若心経をはじめとしたお経を1文字1文字書き写していくことで、心を落ち着かせ自分自身を省みる機会を得ることができます。

月に1度、心身を整えることができる一方で、私たちがその心持ちを長く続けることはなかなか難しいものですよね。こういった私たちの有り様を仏教では「凡夫(ぼんぶ)」というそうです。

ここで大切なことは、内省を定期的に継続するということです。

世界中のアスリートや天才と呼ばれる人たちでさえ、日々の鍛錬を数日休んでしまえば調子を崩してしまうといいます。

もちろん、鍛錬や内省を「続ける」ということも大変なことです。

しかし、つい心持ちを保てない自身を嘆いたり、責めたりするのではなく、私たち自身がそういうものなのだと受け入れ、お念仏をお称えすると共に内省を続けましょうという教えは、なんだかとても救われる気がします。

法話のあと住職より読経いたしまして、最後は、みなさんと一緒にお念仏を称えました。

みなさん心を落ち着かせ、集中することができたご様子でした。

来月は11月5日(日)の開催です。お日にちが近くなりましたら、またご案内差し上げます。

事前のお申込みは不要ですので、当日お気軽にご参加ください。(5分前までにおいでいただき、原則途中での入退出はご遠慮ください)

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