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行事案内

「施餓鬼会」について

 

「施餓鬼会(せがきえ)」は「おせがき」などとも言われ、7月から8月にかけて催されることが多いのですが、最近では暑さを避けて5月頃に修されるところも増えています。
この施餓鬼会、いわれは次のような物語がもとになっています。
 
あるとき、阿難が深夜に一人で修行していたところ、長い牙と爪を持ち、やせ衰えて髪を振り乱し、口から炎を吹き出した焔口(えんく)という餓鬼が現れ、阿難の命が3日後に尽きて餓鬼道に生じることを告げました。
 
恐れおののいた阿難は、その事から逃れる方法を焔口に尋ねました。
すると焔口は「まず、私のために明日の朝に供養し、さらにあらゆる餓鬼と多くの婆羅門のためにそれぞれ器に盛った食べ物を施せば、天に生じることができるであろう」と答えました。
しかし、それほど大量の食べ物を明日までに用意して供養することはとてもできそうにありません。
困り果てた阿難は急いで釈尊のところへ赴き教えを乞いました。
すると釈尊は、「一盛りの食べ物を用意し、〈無量威徳自在光明殊勝陀羅尼〉という呪文を称えて念じれば、それは無量の食べ物となり、一切の餓鬼は苦しみから逃れ、婆羅門たちには多くの供養をすることができることでしょう」と説いたのです。
 
阿難は釈尊の教えに従い供養をしたところ、無事災難から逃れることができたそうです。
それ以降、仏道修行の妨げをする餓鬼に多くの食べ物を施す修行のための法会とされるようになりました。
こうした由来により、本来は僧侶の修行のために一年を通して随時に行うものでありましたが、さまざまな民俗信仰と習合する中で徐々にその趣を変えていきました。
 
その過程で、“餓鬼”という存在の本来の意味が、死後に祀り手のいない無縁の霊や非業の死を遂げたものの霊などと解されるようになり、施餓鬼会は広く民衆に受け入れられるようになっていきました。
当山では、毎年7月17日にこの施餓鬼会を厳修しております。
この行事を通して、念仏をお称えする機縁とし、改めて先祖の供養と、関係各位の健康と繁栄を祈念し、末は浄土往生の助けとなるよう、真摯にお勤めをしています。

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